体が疲れるように、脳も疲労します。仕事や勉強に集中できなかったり、イライラしてしまったりするのは、もしかすると脳が疲れているせいかもしれません。
今回は脳の疲労回復に効果的と言われているサプリをご紹介します。
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アルギニンとLアルギニンの違い
サプリメントのパッケージなどで、アルギニンと表記してあるものと、Lアルギニンと表記してあるものがあります。この2つの違いは、実は同じと考えていいんです。
アルギニンを含むアミノ酸には大きく分けて、L型とD型の2種類があります。L型は体内で作られるアミノ酸で、D型は自然界にはほぼ存在せず、体に何も作用しないアミノ酸です。
ですので、サプリメントでアルギニンと表記されているものは、「l」を省略しているだけで、「Lアルギニン」が含まれています。
Lアルギニンの効果は?
Lアルギニンは疲労回復に効果があるサプリメントです。それも、体の疲労だけでなく脳の疲労も回復もしてくれます。
疲労の回復には一酸化窒素が必要です。しかし、一酸化窒素は年齢とともに減少してしまいます。Lアルギニンを摂取すると一酸化窒素を増やし、疲労回復の効果をもたらしてくれるからです。
Lアルギニンは、脳内で学習と記憶に関与する伝達物質として働いています。
Lアルギニンは子供は体内では作れない
Lアルギニンは大人になると体内でグルタミン酸から作ることができる非必須アミノ酸です。しかし、子供のうちは体内で合成する能力が未発達なため、食べ物などから摂取する必要があります。
Lアルギニンは学習や記憶に関与しているだけでなく、成長ホルモンの分泌などにも関わっているとされています。子供のために、しっかり摂取したい栄養素です。
Lアルギニンを食べ物から摂取する
Lアルギニンは大豆製品や肉類、魚介類などのたんぱく質を多く含む食品に多く含まれています。肉類では、豚ゼラチンに多く含まれています。また、大豆類では特に高野豆腐に多く含まれています。
多くの食品に含まれていますが、必要な摂取量には足りないという人が多いのが現実です。Lアルギニンの合成を助けるビタミンB6を摂取するなどの工夫が必要です。
1日の摂取量
Lアルギニンが体内で効果的に作用するためには、1日に2000~4000mg以上の摂取が必要とされています。また、運動量の多いアスリートは10,000mg以上が必要です。
Lアルギニンはたんぱく質を多く含む食品に含まれてます。いろいろな食品をまんべんなく食べるのならいいのですが、例えば肉だけでLアルギニンを摂取しようとするとカロリーがオーバーしたり、味噌などを多く取ろうとすると塩分がオーバーしてしまったりと、Lアルギニン以外の成分を摂り過ぎることになりかねません。
Lアルギニンが不足していると感じる場合は、サプリなどを併用することがおすすめです。
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